top of page
  • 執筆者の写真陵亮 伊藤

【汗でお酒は抜けるの?】健康雑学

【汗でお酒は抜けるの?】健康雑学



こんにちは^_^整体×ヨガのプライベートサロン【Refresh Labo R.I.T.】整体師の伊藤です(^^) 緊急事態宣言も明け、お酒の提供も始まってますね! 僕も居酒屋さんで飲むビールが大好きなので早く飲みにいきたいなーと思ってるところです! 今回は酒飲み必見の内容 「汗をかけばお酒は抜けるのか? という疑問にお答えの内容となっております!

飲みすぎた日や、その翌日に ジョギングで汗を流して早くお酒を抜こう」 「サウナで一汗かけばお酒抜けるだろう と思ったことある人も多いと思います。 果たして実際のところどうなのか?? 是非最後までご覧になってみてください^_^ 何か参考にしてもらえると嬉しいです!



アルコールを飲んだ時の流れ

まずはアルコールを飲んだ時に体内でどのような流れで処理がされていくのか、簡単に説明していきます。 飲んだアルコールは、胃や小腸の上部で素早く吸収がなされます。 吸収とともに主に肝臓や筋肉で分解が始まります。

吸収したアルコールの一部は ・呼吸によって排出 ・尿から排出 されますが、 それらは一部で、大部分は体内で酸化されて熱を産生します。 体温調節中枢に働きかけ、熱放散を促すことで皮膚温は上がっていきます。

たしかにアルコールを飲むとポカポカしますよね。

この時、同時に汗腺の活動も高める働きがあり、 発汗によって皮膚温は下げられていきます。

飲み終わった後に体が冷えたり、「お酒は身体を冷やす」と言われるのもこの働きのためです。

こうして冷えるから、締めの暖かい汁物が最高なんですね!



二日酔いの原因

二日酔いを経験したことがある人なら、 「このまま死ぬかもしれない…」と思う気持ちがわかると思います。 あの苦しみの元凶は、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドという物質です。 二日酔いの人が「酒臭い」のも呼気に含まれるアセトアルデヒドのせいだそうです。

憎きはアセトアルデヒド

アセトアルデヒドは時間をかけてさらに酢酸に分解され、その後排出されていきますが、 一度に分解しきれなかったアルコールやアセトアルデヒドは体内を巡り、また肝臓に向かい分解されていきます。 このように 分解しきれなかったアセトアルデヒドが体内を巡る過程で二日酔いの苦しみが襲ってくるわけですね。 なんだか二日酔いについては熱く語れます笑 ところで、最初の議題に戻りますが、 「汗をかくことでアルコールやアセトアルデヒドの排出は促せるのか??」 答えはNOです! 実は汗腺にはアルコールやアセトアルデヒドを排出するための機構が備わっておらず 汗をいくら流したところで、その汗にはほとんどアルコール・アセトアルデヒドは含まれていないことになります。 そのため、結局それら物質の血中濃度は下がらず、 むしろその他の水分を失うことで 脱水症状などの危険性が増す結果となってしまいます。



飲酒後の運動やサウナはNG!

飲酒後の運動やサウナは脱水症状を促す危険性が増すため、 NG行為です!


たしかに、運動やサウナで汗を流すと スッキリもするしお酒が抜けたような気もします。 しかし、お酒を飲まずに運動・サウナなどに行った方が さらにスッキリすることでしょう笑

飲酒後の運動やサウナでの「スッキリ感」は、もしかしたらアルコールの血中濃度が上がって 「酔いがさらに回った状態」の高揚感を勘違いしてるのかもしれませんね…。 とにかく、飲酒後の運動やサウナによる発汗はNG行為です。 では、どうすればお酒は早く抜けてくれるのか? お酒を早く抜くために大切なことが2つあります。

◾️こまめな水分補給 ◾️安静にする ことです。

アルコールは分解されていくと、最終的には尿として排出されていきます。 そのため水分補給は欠かさず行うようにしましょう。


また、アルコールの分解には糖分とビタミンcが必要です。 それらの栄養素も意識的に取り入れると、よりアルコールの分解は進みやすくなります。

具体的にはトマトジュースやスポーツドリンクがおすすめだそう。

そして、アルコール分解には肝臓の働きが重要になります。 肝臓はとても沢山の役割を担う臓器のため、 アルコールを早く抜いていくには 肝臓をアルコール分解に集中させてあげることがポイントになります。 できるだけ安静に過ごし肝臓を集中させてあげましょう。



まとめ

いかがでしたか?^_^ 結局、お酒を抜くのにも近道はなく、 肝臓が頑張って分解を進め、アルコールやアセトアルデヒドが 尿となって出ていくのを待つしかない! という結論になります。

飲酒後に汗を流すのは気持ちがいいのですが、 汗からはアルコールは出ていかないため、お酒を抜くことはできません。 むしろ危険な行為となりますので気をつけましょう! ちなみに、汗と尿は成分が非常によく似ているのですが、 やはり目的(汗 = 体温調節、尿 = 老廃物排出)の違いによって機構が違うわけですね。 というわけで、最後までご覧いただきありがとうございました。 何か参考にしていただけると嬉しいです^_^



次回 汗の出方は左右対称?

お楽しみに!



bottom of page